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翻刻
【柱】古今巻十 〇二十二
畠山がこくびをつよく打て袴のまへごしをとらんと
しけるを畠山左右のかたをひしとおさへて近付ずかく
て程へければ景時(かげとき)今は事から御覧候ぬさやうにてや
候べからんと申けるを大将いかにさるやうはあらん勝負
有べしとの給はせはてねば長居をしりゐにへしすべ
てげりやがて死入て足をふみそらしければ人々寄
てをしかゞめてかき出しにけり重忠は座にかへり
つゝ【くヵ】事もなく一言もいふ事なくて頓而出にけり長ゐは
それより肩(かた)のほねくたけて肩輪(かたは)物に成てすまひとる
事もなかりけりほねをとりひしぎにけるにこそ目お