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けるに前をはしる馬のさし縄(なは)のさきをむすとふまへ
けりふまへられてかひこづみてやす〳〵ととまりにけり
人々目をおどろかす事かぎりなし其あしだ砂(すな)ごにふ
かく入て足くび迄うづまれにけりそれより此/金(かね)大力の
聞え有て人おぢあへりけるみづからいひけるはわらわ
をばいかなる男といふ共五六人してはえしたがへじと
ぞ自称(じしやう)しけるある時は手をさし出て五のゆびごとに
弓をはらせけり五/張(てう)を一どにはらせけるゆびばかりの
力かくのごとし誠におびたゝしかりける也
【382】鳥羽院の御代相撲の節の後/帥(そつの)中納言長/実(さね)卿の本へ
【上欄書入れ】27
【柱】古今巻十 〇二十四