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て更(さら)に又仏法を興(をこ)させ給ふ蘓我(そがの)大臣/勅(ちよく)を承て是を
おこなふほろびさせにし仏法是より又ひろまる太子/悦(よろこひ)
給ひて大臣の手をとりて宣(のたま)はく三宝(さんぼう)の妙(みやう)なる事
人いまだ知(し)らざるに大臣心をよせたりよろこばしきかな
やと此時かの守屋(もりや)の逆臣(ぎやくしん)が邪見(じやけん)を階(へい)【陛ヵ】下(か)に奏聞(そうもん)して
軍兵(ぐんびやう)をおこさしめて討(ちう)【誅】伐(ばつ)せんとす人是をひそかに守屋の
臣に告(つけ)しらするによりて阿都部(あとべ)の家にこもりゐて
兵(へい)をあつむ中臣勝海(なかとみかつうみ)同じく兵をおこして守屋をたすく
蘓我(そがの)大臣太子に申て兵を引て守屋が家にむかふ城(しろ)の
軍(いくさ)こはくして味方(みかた)の兵(へい)三どしりぞき帰(かへ)る其時太子の
【柱】古今巻二 〇三