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の所々たてそへられける土御門の内裏のかゝりける
所とぞ聞えし地形せばくて紫震殿(ししんてん)の間数(まかず)をしゞめ
られける時賢臣の影(えい)もちいさくとゞめられにけり
建長の造内裏の時少々又/用捨(ようしや)せられけるくはし
く尋て注すべし大内にては此障子をみなはなちを
かれて公事(くじ)の時はかりぞ立られける御/秘蔵(ひさう)の儀にて
侍けるにや建暦に閑院にうつされて後はすべて
とりはなたるゝ事なし又/鬼間(をにのま)の壁(かべ)に白沢牛(はくたくぎよく)【書陵部本「白沢王」】をかゝれ
たる事はむかし彼間に鬼のすみけるを鎮(しづめ)られける
故にかゝれたる事とは申つたへたれどもたしか成/説(せつ)を
【上欄書入れ】2
【柱】古今巻十一 〇二