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翻刻
【柱】古今巻十一 〇五
後に還俗(けんぞく)したるもの也其/罪(つみ)をおそれてみづから
千体の不動尊(ふどうそん)を書て供養(くやう)しけるとなん【388】帥(そつ)の
おとゞに屏風を売(うる)人有けり公茂(きんもち)弘高(ひろたか)などに
見せられけり公茂弘高をまねきていひけるは此
野筋(のゝすじ)此松侮及べからずおそらくは公忠(きんたゞ)が書所か弘
高承/伏(ふく)しけり公茂が云公忠は屏風を書とては
必その屏風のひらのすみごとおのれが名を書けり
こゝろみにはなちて見るにあんのごとく公忠か字(あざな)あり
けりいみしかりける事也
【389】小野宮のおとゞつゐたち障子に松をかゝせんとて