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翻刻
に沽却(こきやく)しにけるとそ
【393】永承五年四月廿六日/麗景殿(れいけいでんの)女御に絵合ありけり
弥生の十日あまりの比より其沙汰有けるは春の日
のつれ〳〵にくらすよりはつねならぬいどみ事を御前
に御覧ぜさせばやむかしよりきこゆる花合は散(ちり)
てふるき根(ね)にかへりぬればにほひ恋し草合は尋
て本の所へ返しやれば名残うるさし歌林とかいふなる
よりは万葉集まではこゝろもをよばす古今後撰(こきんごせん)
等/青柳(あをやなき)のいとくりかへしみれどもあかず紅葉の錦(にしき)
そめいだす心もふかき色なれとも左右をさだめて
【上欄書入れ】8
【柱】古今巻十一 〇七