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翻刻
【柱】古今巻十一 〇七
歌のこゝろよみ人を絵に書て合られけりいにしへ
の歌のふるきにそへて今のこと葉の浅(あさき)がましりた
らんめづらしくやとて歌三をつらねけり題(たい)は鶴(つる)卯(うの)
花月になん侍りける此比は郭公(ほとゝぎす)などこそあるべきを
大殿の歌合の題に侍ればとて鶴【靏】にかへられける也
相模(さかみ)伊勢大輔左衛門/命婦(めうぶ)ぞ読(よみ)侍ける女房二十人
十人ツヽをわかちて各絵かく人を伝(つて)々に尋て書せ
けり寝殿(しんでん)の東西(ひんかしにし)の母(も)屋/庇(ひさし)を上達部(かんたちめ)の座とす源(げん)
大納言《割書:師房(もろふさ)》小野宮中納言《割書:実平(さねひら)》左衛門督《割書:隆国(たかくに)》三位
侍従《割書:泰平(やすひら)》新中納言《割書:俊家(としいへ)》中宮権太夫《割書:経輔(つねすけ)》右大弁《割書:経(つね)|長(なか)》