← 前のページ
ページ 702 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十一 〇九
かはらけあまたたびになりてひき出ものなど有
けるとかや
【394】玄象(けんじやう)撥面(ばちをもて)の絵は消(きへ)て久しく成たればしれる人な
し二条殿《割書:教道(のりみち)》仰られけるは玄象(げんじやう)撥面(ばちをもて)の絵様は馬
上にて珠(たま)を打物/要目(かなめ)に珠さして舞たるすがた也
良道(よしみち)か撥面(ばちをもて)はくだんの絵を模(も)してかゝれたると
なん此事中納言/師時(もろとき)卿記し置侍りしかあるを
良道か撥面当時其儀なしもしかきあらためられ
たるにやたうしの絵様はあげまきの童子(わらは)龍(りやう)に
乗て水/瓶(かめ)をもちて瓶(かめ)より水をながしたるを書たる