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翻刻
【柱】古今巻十一 〇十三
童(わらは)が書て候といはれければいよ〳〵尋て可_レ然天/骨(こつ)と
は是を申候ぞ此事/制(せい)し給事有まじく候となんいひ
けるげにもよく絵みしりたる人なるへし
【400】東大寺供/養(やう)の時/鎌倉(かまくら)右大将上洛有けるに法皇
より宝蔵(はうざう)の御絵共を取出されて関東にはあり
がたくこそ侍らめ見らるべきよし仰つかはされたり
けるを幕下(ばつか)申されけるは君の御/秘蔵(ひそう)候御物にいか
でか頼朝(よりとも)が眼(まなこ)をあて候べきとて恐(おそれ)をなして一見も
遣【書陵部本「せ」】で返上せられにければ法皇は定て興に入らん
と思召たりけるに存外にぞ思食されける