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翻刻
【柱】古今巻十一 〇十四
に大鳥の入たりけるをこれにてこそあらめとて其
名にさだまりにけりさて撥面(はちおもて)の絵にかゝれんとし
ける時そも〳〵此鳥の姿(すがた)はなにものぞ誰が知(し)りたる
と御尋有けるに申人なかりけるに源大納言/通具(みちもと)【みちともヵ】卿
絵様候とて奉りけり此大鳥の色したる鳥の目/觜(くちばし)
などおそろしげなるがふとくみじか成すがた成を書
て参らせたりけり御覧じてこれはなにゝ見へたる
ぞとふるく書たる本の有か又此定なにぞ注した
る物の有かと御尋有に大納言つまびらかに申むね
なし只わがもとにふるくよりうつしもちて候と計