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翻刻
など小衣(さころも)の絵に入れくはへられたりけるとかや御負
わざの日になりて殿たち女院の御方に参給てせめ申
されければふるき絵のいま〳〵しげにやぶれたるを二三巻
近習(きんじゆ)の殿上人の小童(こわらは)なりけるして進せられければ様々
にきらひ申されていと興有けり其後/秘蔵(ひそう)の絵共は
出されけり両方の御絵ども姫(ひめ)君方へまいらせられけるが
失(うせ)させおはしましてのち四条院へ参りたりけり其後
内侍(ないし)のかみえぞまいりける今はいづくにか侍らん時代
いく程もへだゝり侍らねとも御ぬしはおほくかはらせ
給ぬはかなき筆のすざみなれども絵はのこりてこそ
【上欄書入れ】18
【柱】古今巻十一 〇十六