← 前のページ
ページ 722 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十一 〇十八
蹴鞠(しうきく) 《割書:第十七》
【407】蹴鞠(しうきく)の逸遊(いつゆふ)は(は)前庭之/壮観(さうくはん)也文武天皇大宝元年
に此興/始(はじ)まりけるとかや白(しろ)妙(たへ)【書陵部本「砂」】之上/緑樹(りよくじゆ)之/景(けい)二六
対(つい)凍(とう)【陣ヵ】殿(てん)翼(よく)相(あい)当(あたる)感(せい)【かんヵ】興(けう)難(かたき)_レ尽(つくし)者也
【408】後二条殿/三月(やよひ)の比白河の斎院へ参給て御/鞠(まり)の会(くわい)有
けるにしばし有てかさみのきたる童(わらは)扇(あふき)をさして
片(かた)手に蒔(まき)絵の手箱の蓋(ふた)に薄様(うすやう)敷て雪をおほく
盛(もり)て日隠(ひかくし)の間の御/縁(えん)に置て帰入にけり御あせなど
たりげにて日隠の間に沓(くつ)はきながら御/尻(しり)かけて御
手などにてはとらせ給はで桧扇(ひあふぎ)のさきにてすこし