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翻刻
してほめあひたるが別当いかでかくばかりの事に纏頭(てんとう)
まいらせざらんとてなぎの葉(は)を一枚奉けり夢さめて見る
にまさしくなぎの葉手に有けりまもりに籠(こめ)てそもた
れたりける又父卿の坊門(はうもん)の懸(かゝり)の下にすだれかけぬ車
のありけるを片懸(かたかけ)にして鞠の多く有けるに車の許(もと)
にてたび〳〵かず有鞠をおとしけるに大納言我に
をきてはおとるべからすとてたちかへてまたれけるに
とひのおのかたへ鞠/落(をち)けりまはらば一定落ぬべかり
ければ轅(ながへ)の方よりくゞりこへさまにまりをたび〳〵
出されけり猶なかえのかたへもや落らんと覚しかば
【上欄書入れ】25
【柱】古今巻十一 〇二十三