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翻刻
【柱】古今巻十一 〇二十四
まりを足にのせてその板敷をふまずして山がらの
もどりうつやうに飛(とび)かへられたりける凡夫のしわざ
にあらざりけり我一/期(ご)に此とんばうがへり一度なり
とぞ自称(じせう)せられける大かた此大納言はかくわかくより
はやわざを好給て築地(ついぢ)のはらもしは桧垣(ひがき)のはら
なとをもはしられけり又屋の上に卧て棟(むね)よりころ
ひて軒(のき)にては安座せらるゝ折も有けり父ノ卿/制止(せいし)
せられけれ共かなはず此事を鳥羽院聞召て御制止(ごせいし)
有けれども猶やまざりければ御前に召て汝が早態(はやわざ)を
このむは何之/詮(せん)か有と仰下されければさしたる詮(せん)は