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翻刻
【柱】古今巻十二 〇三
明ん夜を待給へわらはかまへて奔走(ほんそう)せんといへば同
こゝろに思けるこそ女のならひは何事をいはす博奕
する事をば腹たつことなるにありがたくものたまふ物
かな去ながらもこゝろにくき事なし何としてはげまん
とてかくはの給ぞといへば妻なにしに其事をはいふぞ
今あけんをまてといふさる程に夜明にければおのれ
が一つ着たりける衣をぬぎて人の銭五百文かりてげり
男のもとへもて来ていふ様人の十廿貫にてうたんも
又此少分の物にてうたんも心をやる事はおなじ事也
我こゝろに又おもしろし共思はぬ事なればあながち