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翻刻
【柱】古今巻十二 〇五
誠にきら〳〵しくしたてゝ第二日の朝とくかゝせて参たり
先/起請文(きしやうもん)一/紙(し)を書て侍(さふらい)の柱(はしら)にをしてげり其起請
文に書様今日以後ながく博打(ばくち)仕べからず過にしかたも
仕らぬ事なれど諸衆の御供して此度始て此事
仕りぬ自今以後もし又か様の事仕らば現当(げんたう)む
なしき身と成べしと書てをしたりけり傍輩(はうばい)ども
かたへはやすからぬことにいひかたへは感ずるも有けり
事はてゝ妻が本へ行て云やう今三十貫有十貫
をば汝にとらせんかくまうけたる併(しかし)汝が恩(をん)なれば
すべて皆とらすべけれ共我/既(すて)によはひたけて残の