Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 765

ページ: 765

翻刻

   【柱】古今巻十二       〇七 如来の御方便にや 【424】後鳥羽院御時伊与国おふてらの島といふ所に 天竺(てんぢく)の冠者(くはんじや)といふもの有けり件の島に山あり 其うへに家を作りて住けりかしこに又ほこらを かまへて其内に母が死(しゝ)たるを腹の内の物を取/捨(すて)て ほしかためてうへをうるしにてぬりていはひておき たりけり山のすそに八間の家を作りて拝殿(はいでん)と名付 て八乙女(やをとめ)以下かぐらおとこなどをすへたりけり此天 竺冠者は空(くう)をかけり水(みつ)をはしる由(よし)聞(きこ)えけ れは当/国(こく)隣国(りんこく)より人のあつまりきほふ