← 前のページ
ページ 766 / 1317
次のページ →
翻刻
事おびたゝしかりけりかの冠者あかとり
ぞめ【赤取染】の水干(すいかん)になつ毛(け)のむかばき【夏毛の行縢】をはきて
しげとう【重藤】の弓にのや【野矢】おひて竹笠(たけかさ)をきたり
けり月毛の馬のちいさきにのりて毎日に
山の上の家よりくたりけれは八間のかりや
の者共/皷(つゝみ)をたゝき歌をとなへてはやしけ
れは馬やう〳〵おりくたりてかりやの板敷(いたしき)
の上にのほりてさま〳〵にめぐりおどりて
けにも目をおどろかしけりまいり
の人のそこらあつまれる中に或は目
【上欄書入れ】10
【柱】古今巻十二 〇八