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人々目をおどろかして此うへは何をかうたん三河房懸
物とりつとのゝしりあへるに九郎すゝみてよく久しく
筒をふりて調一(てつち)をおり重たりけり凡夫のしわざに
あらずとて九郎三とりてげり
【426】建長五年十二月廿九日/法深房(ほうじんばう)のもとに形部房(ぎやうぶばう)と
いふ僧有かれとふたり囲碁(ゐこ)を打ける程に法深房の
方の石目一つくりて其うへこうを立たりければたゞには
とらるまじといはれけり形部房云目は只一也こう有
とても又目つくるべき所なしそばにせめあふ石もなし
にげて行べき方もなしいかてかとらざらんと法深房
【上欄書入れ】12
【柱】古今巻十二 〇九