← 前のページ
ページ 780 / 1317
次のページ →
翻刻
さきのごとく火をともしたり此事あやしくて在地
に披露(ひろう)しければ死生不知(しせうふち)の村人共/評定(ひやうでう)していざ
行て見んとてそこばく来りて門にのぼりて見ければ
いとなまやか成女房一人臥たりけり思ひよらぬ事なれは
ばけ物なめりとおそろしながらことの子細(しさい)をとふに
はやく盗人なりけりとし比此門に住て夜るはがう
だうをしてすぎけるが此程手を負(をい)てやみふして
侍りける也
【433】隆房(たかふさ)大納言/検非違使(けびゐし)別当のとき白川に強盗(ごうとう)入に
けり其家にすくやか成者有て強盗とたゝかひ
【上欄書入れ】17
【柱】古今巻十二 〇十四