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をきて侍らんと陳(ちん)しけれはまことに申所/理(ことわり)也と沙汰
有けれどぬすまれたる者の訴訟(そせう)つよくて大理の門
前に召出して内問(ないもん)有けり相論(さうろん)事ゆかざりけるに
別当/謀(はかりこと)をめくらして此/腰居(こしゐ)申所不便也たゞ此釜を
腰居にとらすべしと仰下したりければ腰居悦て
かしらにうちかづきていざり出けるをみて実犯(じつぼん)なりけり
かたはの身なれ共かくしてぬすみてげるとさとりて
科(とが)にをこなはれけりゆゝしかりけるはかりこと也
【435】正上座といふ弓の上手わかゝりける時参河の国より
熊野(くまの)へわたりけるに伊勢国いらこのわたりにて海賊(かいぞく)
【上欄書入れ】20
【柱】古今巻十二 〇十七