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つぶれてさん〴〵にちりぬ此/柿(かき)のひや〳〵としてあたるを
かいさぐるに何となくぬれ〳〵と有けるをはや射
られにたりと思ひておくしてげりかたへの輩(ともから)と云
やうはやくいたでを負(をひ)ていかにものぶべくも覚ぬに
此/頭(くび)うてといふいづくぞととへば頭(かしら)を射られたるぞと
いふさくれば何とはしらずぬれわたりたり手にあかく
物付たればげに血(ち)なりけりと思てさらんからにけしう
はあらじひきたてゝゆかんとて肩(かた)にかけて行にいや
はやいかにものぶべくも覚ぬぞたゞはやくびを切と
しきりにいひければ云(いふ)にしたがひて打おとしつ扨其
【上欄書入れ】25
【柱】古今巻十二 〇二十一