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翻刻
【柱】古今巻十二 〇二十一
首をつゝみて大和国へ持て行て此法師が家になげ入
てしか〳〵いひつることゝてとらせたりければ妻子なき
かなしみて見るに更に矢の跡なしむくろに手ばし
負たりけるかと問にしかにはあらず此かしらの事
計をぞいひつるといへはいよ〳〵かなしみ悔(くゆ)れ共かひ
なしおくびやうはうたてきもの也左様のこゝろぎはに
てかく程のふるまひしけんおろか也とぞ
【440】或所に偸盜(ちうどう)入たりけりあるじおきあひて帰らん
所を打とゞめんとて其道を待まうけて障子(しやうし)の破(やぶれ)
よりのぞきをりけるに盗人物共少々取て袋に