Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 798

ページ: 798

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入てこと〴〵くも取ず少々を取て帰らんとするが さけ棚(たな)の上に鉢(はち)に灰(はい)を入て置たりけるをこの 盗人何とる【「る」は「か」ヵ】思ひたりけんつかみ食(くい)て後袋に取入 たる物をば本(もと)のごとくに置て帰りけり待まうけ たる事なればふせてからめてげり此盗人のふる まひ心得がたくて其子細を尋ければぬす人いふ やう我(われ)本(もと)より盜の心なし此一両日/食物(しよくもつ)絶(たへ)て 術(じゆつ)なくひだるく候まゝにはじめてかゝるこゝろ付 て参侍りつる也然るに御棚に麦(むぎ)の粉(こ)やらんと おぼしき物之手にさはり候つるを物之ほしく候 【上欄書入れ】26    【柱】古今巻十二       〇二十二