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つきん時は不_レ憚来ていへとてつねによぶらひけり
ぬす人も此心あはれ也家のあるじのあはれみ
また優(ゆう)なり
【441】大殿(おほとの)小殿(ことの)とてきこへある強盗の棟梁(とうりやう)ありけり
大殿は後鳥羽院の御と時【「御と時」は書陵部本「御時」】】からめられけり小殿は
高倉(たかくら)判官章久(はんくわんあきひさ)が本へ行ていひけるは日来(ひころ)年来(としころ)
からめかねてあなぐりもとめられ候小殿と申強
盜こそ思ふやう有て参て候へはやくうけとらせ給
へといふ章久まことしからず覚ながらおろ〳〵子細を
とへば小殿いはく御/不審(ふしん)候事尤其いはれ候へども
【上欄書入れ】26 bis
【柱】古今巻十二 〇二十三