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見候はんずれ年来の罪(つみ)をも報(むく)はんが為に頭(かうべ)を
のべて参候といへば章久(あきひさ)あはれに覚て左右なくも
受取べけれ共其儀なくして答けるは今は使庁(してう)の
庁務(てうむ)停止(てうじ)したる也かつは聞へ及らん年来作置る
楼(ろう)も皆打/破(やふり)て仏殿に作なをして一/向(かう)庁務(てうむ)を
とゞめて後世の事をいとなむ也徳大寺殿に祗候(しこう)
の源(げん)判官/康仲(やすなか)こそ当時ことに高名を立んとする
人なれかしこに行て此子細をいはゞ定て悦思はん
ずらんといへば左候はゞ御文を給はり候へ源判官殿へ
参候はんといへばそれはやすき事也とて文(ふみ)書とら
【上欄書入れ】27
【柱】古今巻十二 〇二十四