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翻刻
【柱】古今巻十二 〇二十四
せければ則持て康仲(やすなか)がもとへ行て章久(あきひさ)がもと
にていひつるがごとくにいひて若(もし)万が一命をいけて
召もつかはれ候はゝ別の奉公には余党(よとう)其数おほく候
を一々にからめさせ参らせんといへば康仲興有事
に思ひて受取てつかひけり給物(きうもつ)三十石をとらせて朝
夕めしつかふに事にをきてかひ〴〵敷/大切(たいせつ)の事共多かり
ければ大納言/家(け)に此様を内々申入たりけるにいと興
有事にこそ左様のものは中〳〵さるかたもあるなり
我にえさせよ召つかはんと仰られければ参らせてげり
侍(さふらひ)ゆるされてめし仕けり康仲が恩(をん)の上に五十石