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翻刻
【柱】古今巻十二 〇二十七
かけぬべし其用途たべ我ひとり持行て布をば取
て持まいらんといふを力者(りきしや)うたがひをなして御身は兵
士のためにそへられたる計也われこそ承て侍る
ことなれば手はなち侍らん事かなはしとてとらせざ
りければ小殿打笑てうたがひをなしてかくはの給か
我その用途をとらんと思はゞ汝壱人あんをんにあらせ
てんや汝我にたてあはん心おさなき事ないひそたゞ
其用途をこせよとにもかくにも御事をかゝじとて
かくはいふぞといへば力者理におれて用途をあたへ
てげり汝は是よりとく徳大寺殿へ参て此よしを申へし