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万人騒動の事有けり町尻殿おどろかせ給て御/往反(わうへん)
有けり御(み)賞(だう)【堂ヵ】殿はすこしもさはがせ給はで人々にたづね
きかせ給て馬のはなれたるにぞと仰られけり頼光(よりみつ)
きゝてかくのごとくの主(しゆ)将軍たるべしとぞ感(かん)じ奉り
けるあはれ成中にうちさましたることなるべし此中
に又たけき心にはかく思ひ参らせてかんじ申けるこそ
いみじく覚けれ
【456】後(のち)の中書王/雑仕(ざうし)を最愛(さいあい)せさせ給ひて土御門(つちみかど)の右大
臣をばまうけ給ける也朝夕是を中にすへてあ
ひし給事/限(かきり)なかりけり月のあかゝりける夜件の
【上欄書入れ】8
【柱】古今巻十三 〇七