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翻刻
【柱】古今巻十三 〇七
雑仕をぐし給て遍昭(へんぜう)寺へおはしましたりけるに
かの雑仕物にとられてうせにけり中書王なげき
かなしみ給/理(ことはり)にも過たり思あまりて日比ありつる
まゝにたがへず我御身とうせにし人との中にこの
児をおきて見給へる形(かたち)を車の物見の裏(うら)に絵
にかきて御覧じけるさる程に寛弘(くはんこう)の中殿(ちうでん)の
御作文にまいり給て其車を陣(ぢん)にたてられたり
ける程に物見落たりけるを牛飼(うしかい)たつるとて
あやまりて裏(うら)を面(おもて)にたてゝげり其後あらため
らるゝことなくて今におほがほの車とてかの家に