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ゆかしくなつかしき世にてこそおはしましけれ
とて庄一所まいらせられたりければ只今御幸
なるよしつげまいらせたりける御随身になん
あづけ給ける【476】○同院鳥羽殿におはしましける
時きのふより雪ふりてけふ一日ふりくらしける
夜半ばかり迄なをふりければ院おきさせ給て
備後(びんごの)守/季通(すへみち)が御前に臥(ふし)たりけるに雪はいく
らほどたまりたるぞなをふるかと見て参れと
仰られければ吹ためたる所は一尺にあまり候/庭(には)
は八九寸ばかりと申ければゆゝしき大雪にこそ
【上欄書入れ】3
【柱】古今巻十四 〇三