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翻刻
【柱】古今巻十四 〇三
只今尺に満(みち)んずと仰られて近衛舎人(こんゑとねり)のちかく
ゐるやあるしかるべき近衛/司(つかさ)のちかきはたれかある
など御けしきつかせ給ておはしけるほどにかねの
をとしければ後(ご)夜かなと仰られてしばし有ける程に
さうめきたる人のさや〳〵として参るをとし
ければたそとみてまいれと仰られければいそぎ
出て見れば淡路(あはぢ)守/盛長(もりなが)殿下の御使として参
て候以外の大雪にてこそ候めれ定て御覧じ候
らん只今参候也と申させ給たりければ御手を
はたとうたせ給てさ思ひつる事こそいかゞせんずる