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とさはがせ給て殿上人御随身のしかるべきもの
ども只今いそぎ参れとめしにつかはせと仰られて
やがて御/装束(しやうそく)四五具【「具」の右上に濁点「゛」あり】取出させ給ひていづれを
かめすべきとて御/鬢(びん)かゝせおはしまして引つく
ろひておはしますが夜のしら〳〵とあくる程に
殿下くろき馬にうつしをきたるに奉りて教時(のりとき)
に口をさせてまいられ給ひたりければやがて出御(しゆつぎよ)
ありて馬場(ばば)殿へ御幸ならせ給て秋の山のかたへ
いらせ給けるにくぼみたる所に雪のふりつみ
たるをしらせ給はで殿下の御馬をうち入させ給
【上欄書入れ】4
【柱】古今巻十四 〇四