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翻刻
【柱】古今巻十五 〇四
といへ共其願を誦満(しゆまん)せんがために猶/誦(しゆ)する也
今年すでによみをはりてまさに兜率(とそつ)の内院
に生ずべしといひけり壱睿(いちえん)此事を聞て礼拝
をなしてさりにけりかくのごとくのためしおほし
靈異記(れいいき)にもくまの山およびきんぶせんに誦(じゆ)経の
髑髏(どくろ)あるよし見へたりこれらみな執のふかき人
の至也善事は執にひかれて善所にまうづ悪事
にふかき執こそよしなき事なれ
【485】堂僧(どうそう)済範はふかく音楽(をんがく)にふけるものなりけり
さいごの時万秋楽を聞て三帖/喚頭(くわんとう)にいたる程に