← 前のページ
ページ 906 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十五 〇五
則季(のりすへ)ほくめんゆるされて左兵衛に任ぜられにけり
其後二郎丸が寵(てう)さがりてやう〳〵しりぞけられに
けれは伯耆(はうき)の国におちくたりて有ける間に清海(せいかい)
波(は)の秘事せう〳〵ちらしけるとかや院そのよしを
聞し召て時資(ときすけ)が先年の言葉むなしからす
相かなひて侍りとぞ仰事有けり其後/八幡(やばた)別(べつ)
当(たう)礼清(れいせい)が寵童(てうどう)小院《割書:基政(もとまさ)也》石寿(せきじゆ)《割書:清方(きよかた)也》をの〳〵
舞を習(なら)はせけり小院をは光季(みつすへ)につけて陵王(れうわう)
をならはせければ一事残さずこと〳〵くつたへた
るよし起請(きしやう)を書て渡しけり石寿をば助忠(すけたゞ)に