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に候けりと奏しなをさせ給けり世をへだて生をかへて
猶さほどの執心ふかゝりけんこそいとつみふかう
おぼえ侍れ
【491】知足院殿に小物御ぜんと申御/寵物(てうもつ)有けり後には
播磨(はりま)どのと申ける知足院に御殿(ごてん)を立給はせけり入道
どのうせさせ給て後わかくおはしましける時の御影(みえい)を
かけて御かたみにはせられけり其御かたはらに御筝
壱張を立られたりけり播磨殿より普賢寺(ふげんじ)殿の
御むすめに此殿をはつたへまいらせられけり夜ふくる
程には時々その御筝のなり侍とかや入道殿の御
【上欄書入れ】11
【柱】古今巻十五 〇九