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にしたがさねうへのきぬ計をきて病門(びやうもん)に参りたりける
に宴座(えんざ)とまりければ罷出にけりさしもはるかの道
を然も病につかれたる身にてからぐしてのぼりたるに
むなしくて出にけるいかにほいなかりけん志の至り是も
宿執にひかれてあはれ也
【493】藤大納言/実国(さねくに)寿永元年にれゐならずおはしまし
けるが清暑堂(せいしよだう)の御社参に本(もと)拍子にもよほされ
ければ子息二人の肩(かた)にかゝりをさへて参給けり其
後いとゞをもくなられにければ八条相国の御むすめ
大教院一品宮の御/猶子(ゆうし)にておはしける人とふらひに
【上欄書入れ】12
【柱】古今巻十五 〇十