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翻刻
【柱】古今巻十五 〇十
おはしたりけるに大納言かりぎぬひきかけて申され
けるは故内府(こないふ)は清暑堂(せいしよたう)の御神楽の末(すへ)拍子一どを
こそとられたりしに実国は四度其座をけがすうち
二度は本(もと)拍子をとり侍り父にはまさりてこそ侍れ
と申給ひけり父おとゞは大臣の大将迄上り給ける
に官途(くわんど)のおよばざる事をはなを次にして音曲笛
などのことを執しおぼしけるにこそされば最後(さいご)
にも左様にはの給けれつゐに同二年正月二日うせ
給ひにけり道の執心つみふかき事にや
【494】西行法師出家よりさきは徳大寺左大臣の家人