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翻刻
【柱】古今巻十五 〇十二
ごとく宗頼成経朝臣藤ノ蔵人頭に補せられにけり
其/朝(あさ)西行弟子を中将のもとへやりてもしやとて事
がらを見せけるにあへて日来(ひころ)に替事なかりければ
又ふみを持て申候し事はいかにと尋たりけるに見参
の時委は申べきと返事せられたりければむげの人
にておはしけりとて其後はむかはずなりにけり
世をのがれ身をすてたれ共こゝろは猶むかしに
かはらずだて〳〵しかりける也
【495】山にうへすきの僧都と云人有けり法に執ふかくて
たやすく弟子などにもさづけざりけり死てのち