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住房(ぢうばう)の天井(てんぜう)のうへにおもき音なひしておちかゝる物
聞へけりあらくるしやとぞいひける聞人/怖畏(をそれ)をなし
ながらたれ人にてかくはと問ければわれはそれがし也法
慳(けん)■(どん)【貪ヵ飩ヵ恡(りん)ヵ】の罪(つみ)によりて手もなき鬼(をに)となれる也とぞいひ
ける秘(ひ)すべき事もいたく過ぬるは罪(つみ)と成にこそよく
心得べき事也
【496】孝道(たかみち)朝臣わかかりける時さして其病と云事なきに
なやみて日数を送ける次第に大事に成て飲食(いんしひ)
も不通して存命あぶなく見へければ妙音院どの大に
おどろかせ給てかの病席(びやうせき)におはしまして所労(しよろう)のやう
【上欄書入れ】15
【柱】古今巻十五 〇十三