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翻刻
【柱】古今巻十五 〇十三
くはしく御尋有ければ孝道(たかみち)たすけをこされて申ける
はさして痛(いたむ)所も候はず又くるしき事も候はずいかにと
候哉覧【候やらん】物のたべられ候はで日数つもり候ぬる間無
力にて気よはく覚候也と申ければおとゞよく〳〵御覧
じて汝は実(まこと)の病にてはなかりけりさだすけが啄木(たくぼく)
をやむ也其儀ならば慥に物くへさだすけにはやくそく
したれ共/経信(つねのふ)の流(りう)の啄木(たくぼく)を教(をし)へんずる也それは汝
うれへおもふべからず我見ん前にて物くへ見て心安
く思はんとせめさせ給て飯(いひ)を水づけにしてすゝめ
させ給にかひ〳〵敷くいてげりさればこそとて御心安