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なりてかへらせ給けりまことに道をおもくせんにはあ
またにあさくならん事は口/惜(をし)かるべしされば南宮譜(なんきうふ)
序(じよ)にも物以秘為_レ貴故待續【「続」は『南宮琵琶譜』「價」】■【偏「糸」旁「㑒」ヵ。『南宮琵琶譜』「深」】蔵音以希見重故
待【「待」は『南宮琵琶譜』「得」】人傳と侍ぞかしかなしきかな世末に成てこの道
やうやく陵違(れうい)【書陵部本「陵遅」】せり委しるすに憚り有そも〳〵恐
有事なれ共此次てに申侍べし後鳥羽院はかの卿に
候【「候」は書陵部本「御」】琵琶ならはせ給ひて既に写瓶せさせ給べきに
成にける時孝道朝臣ほくめんに候て申侍けるは恐は
あれ共君の御比巴は束帯(そくたい)たゞしくしたる人の折
ゑぼしちやくしたるに似させ給たるとつぶやきけるが
【上欄書入れ】16
【柱】古今巻十五 〇十四