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翻刻
【柱】古今巻十五 〇十四
御所さまにもれ聞へにけり則かの朝臣を弓場(ゆば)殿のかた
へめして坊門(ばうもん)の内府(だいふ)をもて申所のゆへを御尋ありけれ
ば孝道申けるは其事に候定輔卿の比巴は楽説其
外手撥合まてみな当流にて候を入眼(にうがん)の啄木(たくほく)に至り
て桂(かつら)の流(りう)をつたへたる人なり妙音院殿両院をきはめ
させ給てむかし今をかんがみてその渕底(えんてい)をあなぐら
せ給に当流を正として桂流をば次にせさせ給ひて
あながちに御/秘蔵(ひさう)のきなく候き然るにかの卿の啄(たく)
木は桂(かつら)流也御尋あらんに更にかくれ候まじされば余(よ)
曲は当流にて目出たく候入眼にゐたりてかく候えは