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て来るまじとてともかくもせざりけり其時此男やがて
そこにてもとゞり切て彼父にとらせて高野へとてぞ
行(ゆき)ける人を害(がい)す程にては此やうも又しかるべからず事
にをきてふかく也ける男也去ながら一/旦(たん)も発心(ほつしん)して
かしらをそりて高野にこもりにけるこそ先世の善(ぜん)
知識(ちしき)なれ
【505】かまくらの右府将軍家に正月朔日大名共参りたりけ
るに三浦の介/義(よし)村もとよりさふらひておほさふらひ
の座上に候けり其後/千葉(ちば)の介/胤綱(たねつな)参りたりける
いまだ若者にて侍りけるに多くの人をわけ過て
【上欄書入れ】26
【柱】古今巻十五 〇二十三