← 前のページ
ページ 959 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十六 〇三
相伝したりとぞ此武正は容(よう)儀などもよかりければ
ゆゝしき名誉(めいよ)の者にてぞ侍ける競馬(けいば)をたび〳〵
仕けれ共一度も勝(かた)ざりけり負(まけ)ながらかたへへ【書陵部本「かたへへ」は「かた屋へ」】帰り
寄て酒肴などおこなひければしたしき者共いかに
かくは有ぞといひければ競(けい)馬にまけたるものは死に
うするかといひてあへて用ひさりけり武正ならさら
んものかやうの事してんや
【514】修理太夫/行通(ゆきみち)卿大蔵卿に成たりける時或人のもと
より今は徳つき給なんするにまひなへかしといひたり
ける返事に