Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 962

ページ: 962

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さいぼう一つ讃岐(さぬき)わらざ一枚を持ていそぎさきたち て待所に此男案のごとく池をわたりて中島に来て くゐをうたんとす其時木のうへよりさぬきわらざを なげをとしたりければ此男すこし立しりぞきて三 帰(き)を唱(とな)へてゐたる所に重(かさね)てさいぼうをなげおとし たりければ池になげ入られて水音たかゝりけるにおど ろきまどひてたをれふためきてにげにけり傍輩(はうばい)共 しおほせて木よりおりてさりげなしにて待【「待」は書陵部本「侍」】に帰り ゐたる所に此男あをざめて出来たりけりいかにと問 ければ一番からかさ成物おちきつれば命にまさる 【上欄書入れ】6    【柱】古今巻十六       〇五