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翻刻
【柱】古今巻十六 〇六
いだしければいか程の目にあはんずらんと人々いみじく
見けるに兼任は大力成けるがはしりたちて此ひとり
従者(ずざ)をふみふせてもとゞりを切てげりしたしき者共
いかにとあざみければ年比たゞ独めしつかひつるにふて
ことゞもしてやすからず覚へしかども勘当しては
いかにせんぞとおもひねんじて過侍りぬ只今こそは
日比の腹をばすへ侍らめとてかくし侍ぞかしとぞ
いひけるさはしながら又年におはするべきやうなし
とて召次(めしつぎ)一ばんの所をとらせてげり
【519】妙音院入道殿仰らるべき事有て孝道(たかみち)朝臣のわか