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かりける時けふたがはて祇候(しこう)すべきよし仰ふくめ
られたりけるに孝道仰を承ながらうせにけり
ひめもすあそびありきて夕べに帰り参(さん)じたりけ
れば入道殿大きにいからせ給ひて御勘発(ごかんほつ)のあまり
に𤍽(にへ)【埶+火】殿(との)の別当(べつとう)なりける侍(さふらひ)を召て麦飯(むきいゐ)に鰯(いはし)あは
せてにて只今/調進(てうしん)すべきよし仰られければ則参
らせたりけるに孝道にくはせられけり日暮(ひぐら)し遊(あそ)び
こうじて物之ほしかりける時にてかひ〴〵敷皆くいて
げり其時いよ〳〵しかり給ひて三千三百三十三度の
拝(はい)をせよと仰られければ孝道本よりすくよか成
【上欄書入れ】8
【柱】古今巻十六 〇七