← 前のページ
ページ 967 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十六 〇七
者にて侍うへに只今物よくくいて力も有て顔(かを)こえ【「顔こえ」は書陵部本「おほえ」】
けるまゝにいとやす〳〵としはてにけり其時入道殿
かしらがきをせさせ給ひてやすからぬものかな法師は
しなばやと仰られたりける上/臈(らう)しかりける御かん当
なりかし此/飯菜(はんさい)をうとましき事に思召取たる事は
御遠行(ごえんぎやう)の時しろしめしたりけるとかやさなくては
誠にいかでかさる物あり共しろしめすべき
【520】近江法眼/寛快(くわんくわい)いまだ凡僧(ぼんそう)にて有ける時六条殿の
御/懺法(せんぼう)にめされたりけるに供米(くまい)のいま〳〵敷不法成
けるを僧どもさたの物を不/当(とう)に思ひあへりたりけれ