← 前のページ
ページ 981 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十六 〇十三
して引出物とらせけりすべてあらがひおこの事也
【526】随身(ずいしん)下野ノ武守がむすめを秦頼武(はだのよりたけ)むかへけるに
武守いだしたてゝやるとて物にものせずしてあゆま
せけるだにふしき成に狩衣にさよみのはかま着たる
郎等二人を供せさせたりけり人々ふしぎの行粧也と
いひければ近衛/舎人(とねり)がむすめ何にかはのるべき馬に
のせてやおくるべかりつらんとぞいひける此頼武何事
故に侍けるやらん周防(すはうの)太夫/判官(はんくわん)季国(すゑくに)に預け給ひたり
けるにかくなんよみ侍ける
風をいたみすはうの浦によりたけか